ボイトレを独学でやろうと思って教材を探し始めると、書籍も動画もアプリも無数に出てきて、どれから手をつければいいのか分からなくなりませんか。
教室に通う時間もお金も厳しいから独学を選んだのに、結局どの教材が自分に合っているのか判断できず、何も始められないまま時間だけが過ぎていく。
この記事では、ボイトレ独学の教材一覧を「書籍・動画・アプリ」の3つの形式に整理し、それぞれ実在する具体的な教材名・価格まで挙げて選び方をまとめました。種類別に整理しておけば、自分の練習スタイルと予算に合った教材が見つけやすくなります。
ボイトレ独学の教材を3つの形式に分けて把握しておく

音無しボイトレの教材って、調べれば調べるほど種類が多すぎて…



そうなんだよね。でも形式で分けると、実は3種類しかないんだ
ボイトレ独学の教材は、大きく分けると書籍・動画・アプリの3つしかありません。
それぞれ得意なことが違います。書籍は理論と体の使い方を図解でじっくり理解するのに向き、動画は実際の発声を見て真似でき、アプリは毎日の練習を記録して継続を支えてくれる。役割が重ならないので、3つを組み合わせると独学の穴が埋まります。
下の表は、3形式の違いをひとまずの目安としてまとめたものです。
| 形式 | 費用の目安 | 得意なこと | 苦手なこと | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 書籍 | 1,400〜3,000円程度 | 理論・呼吸法・体の使い方を繰り返し確認 | 実際の音や動きが分かりにくい(CD/DVDなしの場合) | 仕組みから理解したい人 |
| 動画 | 無料〜(YouTube)/ 有料レッスンは月額制も | 口の開き方・姿勢を見て真似できる | 発信者で質に差/見るだけで終わりがち | まず手を動かして始めたい人 |
| アプリ | 基本無料+一部有料プラン | 練習の記録・継続のサポート・音程確認 | 単体では理論や発声指導が薄い | 続ける仕組みがほしい人 |
いきなり全部を揃える必要はありません。まずは1つの形式から始めて、足りない部分を他の形式で補う。具体的には「総合系の書籍1冊+無料のYouTube+記録用アプリ」の3点が、費用を抑えつつ穴のない独学の最小セットになります。
書籍で学ぶボイトレ教材の特徴と選び方
書籍の一番の強みは、理論を繰り返し確認できることです。動画は見逃すと巻き戻しが面倒ですが、本なら呼吸法や発声の理屈を何度でも読み返せます。声の出る仕組みから理解したい人には書籍が一番向いています。
ただし、文字と図解だけでは実際の発声がどう聞こえるか分かりません。そこを補うのが付属のCD・DVDや動画です。たとえば「ボイトレの教科書」(ヤマハミュージックエンタテインメント/1,980円・税込)は全112ページがオールカラーで、各チャプターにQRコードが付き、スマホで実演動画を見ながら練習できます。書籍を選ぶなら、こうした音声・映像付きのタイプを優先した方が独学の精度が上がります。
| 書籍のみ | CD付き | DVD・動画付き | |
|---|---|---|---|
| 繰り返し確認 | |||
| 音声確認 | |||
| 動作確認 | |||
| 価格帯の目安 | 1,430円〜 | 1,650円〜 | 1,760円〜 |
書籍の価格帯は、おおむね1,430円から2,970円くらいが中心です。付属のCD・DVD(または対応動画)の有無で、独学の学習効率が大きく変わります。
図解やCD・DVDの有無で学習効率が変わる
書籍を選ぶとき、一番見るべきは「図解の分かりやすさ」と「音声・映像の有無」です。文章だけでは、声帯の動きや呼吸の仕方は想像しにくい。イラストや写真で体の使い方が示されていると、理解のスピードが変わります。
映像付きの例として「DVDで完全解説!自宅でできる小声ボイス・トレーニング」(高橋竜・著/リットーミュージック)があります。1時間45分超のレッスン動画が付き、姿勢・呼吸からロングトーン、ビブラート、ミックスボイスまで段階的に学べます。文字や写真では伝わりにくい微妙なニュアンスを、トレーナーの実演で確認できるのが強みです。
付属教材がない書籍は、理論を深く学びたい中級者以上向けです。初心者がいきなりこのタイプを選ぶと、読んだだけで満足して実践に移せないことが多い。最初の1冊は、必ず音声か映像が付いたものを選んでください。
目的別に書籍を選ぶと上達が早くなる
ボイトレ書籍は、目的によって大きく3つに分かれます。発声の基礎を一通り扱う総合型、高音や音程など歌唱技術に絞った歌唱特化型、そして会話やプレゼンでの声の印象を扱う話し方・印象改善型です。
最初の1冊なら、総合型がおすすめです。前述の「ボイトレの教科書」のように、発声の仕組み・腹式呼吸・音程までを動画付きで網羅した本だと、独学の土台を作りやすい。ただし内容が広い分、一つひとつの掘り下げは浅めになります。
「高音が出ない」「音程が不安定」など課題がはっきりしているなら、最初から歌唱特化型を選んでも構いません。後述の歌唱特化型のように、悩みに直結した教材の方が早く効果を感じられます。
動画で学ぶボイトレ教材の特徴と活用法
動画教材の最大のメリットは、実際の発声を見て真似できることです。書籍では伝わりにくい「口の開き方」や「息の使い方」が、映像なら一目で分かる。YouTubeなら無料で大量の動画が見られるので、独学を始めるハードルが一気に下がります。
たとえば前述の「DVDで完全解説!自宅でできる小声ボイス・トレーニング」は、書籍と同内容の動画が著者によってYouTubeでも公開されています。書籍で理論を読み、同じ内容を動画で見る、という使い方ができるわけです。
ただ、無料動画は発信者によって質に差があります。経験や知識がまちまちで、中には根拠の薄い情報もある。複数のチャンネルを見比べて、共通して言っている内容を信じるのが安全です。
| YouTube無料 | 有料オンライン | DVD付き書籍 | |
|---|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 月額制・買い切り | 1,760円〜 |
| 質の安定性 | 発信者次第 | ||
| 繰り返し視聴 | |||
| 個別指導 | 一部あり |
動画教材は、独学の最初のステップとして使いやすい形式です。ただ、見るだけで満足してしまう人も多いので、必ず真似して声に出す。動画を見る→声に出す→録音して聞き返す、この3ステップをセットにするのが上達のコツです。
アプリで学ぶボイトレ教材の特徴と続けやすさ
アプリ教材の強みは、練習の記録と継続のサポートです。毎日のトレーニングを記録し、続いている日数を可視化してくれるので、独学で一番の壁になる「続かない」問題に地味に効きます。
具体的には、録音・投稿アプリの「nana」(基本無料/一部nanaプレミアム)は、スマホひとつで自分の歌を録音し、伴奏に重ねて記録・共有できます。音程やテンポを確認したいだけなら「Smart Metronome & Tuner」のようなチューナー・メトロノーム系の無料アプリも使えます。一方で、本格的なトレーニングメニューや詳細な音声分析は有料プランになることが多いです。
- 無料版は機能制限あり(音程確認・録音などは可能)
- 詳細な分析・メニューは有料プランが多い
- 発声の理論や呼吸法の指導は薄い
- アプリ単体での完結は難しい
課金するかは、自分の本気度と照らし合わせて判断すれば十分です。本格的なメニューが欲しくなったタイミングで有料版を検討すればいい。まずは無料の録音・チューナー系から始めるのが現実的です。
アプリは補助ツールと割り切り、理論は書籍、実践は動画、記録はアプリ、という役割分担で組み合わせると、独学が続けやすくなります。
ボイトレ独学で書籍教材を使うときに知っておくべきこと





書籍って、結局どれを選べばいいんですか?



目的によって選ぶ本が変わるんだよね
書籍教材は、自分が何を学びたいかで選ぶ本が変わります。総合的な基礎を身につけたいのか、歌唱力を上げたいのか、声の印象を改善したいのか。この3つの目的で、選ぶべき本のジャンルが違うんです。
最初の1冊は、できるだけ基礎を広く扱った総合型を選ぶのが無難です。全体像が分かっていないと、特化型を読んでも何が大事なのか判断できない。基礎を押さえてから必要な部分を深掘りする流れが一番効率的です。
初心者向けのボイトレ書籍を種類別に整理する
ボイトレ書籍は、目的別に3ジャンルへ整理すると分かりやすいです。この一覧を押さえておけば、書店やネットで探すときに迷いにくくなります。
- 総合基礎型:発声の仕組み・呼吸・音程を一通り(例:ボイトレの教科書)
- 歌唱特化型:高音・音程・ミックスボイスなど技術別(例:小声ボイス・トレーニング)
- 話し方・印象改善型:会話やプレゼンの声づくり(ビジネス向け)
初心者がまず手に取るべきは、総合型です。発声の仕組み、呼吸法、音程の取り方など、ボイトレの基本が一通り載っている。この土台がないと、特化型を読んでも理解が追いつかないことが多いんですよね。
まずは基礎固めから始めて、目的が明確になってきたら特化型へ進む。段階を踏むことで、学んだ知識が実践にもつながりやすくなります。
総合的な基礎を学べる書籍
総合型は、ボイトレの教科書のような位置づけです。発声の理論から実践的なトレーニングまで幅広く網羅され、初心者だけでなく基礎を学び直したい中級者にも向いています。
具体例を挙げます。「ボイトレの教科書」(ヤマハミュージックエンタテインメント/1,980円・税込・112ページ)は、喉と発声の仕組みから腹式呼吸、ボーカルテクニックまでをオールカラーで解説し、各チャプターのQRコードから実演動画を見られます。男女両方の音域に対応しているので、自分の高さに合わせて練習できるのも独学向きです。
もう少し実践メニュー型がよければ、CD2枚(高音用・低音用)が付く「決定版!はじめてのボイストレーニング百科」のような本もあります。プロの現場で教えている内容をそのまま家で試せる構成です。
- 発声の仕組みを図解で理解できる
- 呼吸法から音程まで一通り学べる
- 初心者から中級者まで使える
- 辞書として繰り返し参照できる
総合型は全体像の把握に向きます。ただ内容が広い分、一つひとつの掘り下げは浅め。特定の課題を解決したいときは、次の特化型を追加する形になります。
歌唱力向上に特化した書籍
歌唱特化型は、高音発声やミックスボイス、音程改善など、具体的な技術を伸ばす本です。すでに基礎が分かっている人や、課題がはっきりしている人に向きます。
例として「DVDで完全解説!自宅でできる小声ボイス・トレーニング」(高橋竜・著/リットーミュージック)は、ピッチ・トレーニング、ロングトーン、ビブラート、ミックスボイス、音域拡張までを小声でできるメニューに落とし込み、1時間45分超の動画付き。住宅事情で大きな声を出しにくい人でも取り組めます。
スクール監修系では「DVDでみるみる上達!基本のボイストレーニング」(シアーミュージック監修/西東社/75分DVD・144ページ)のように、70のトレーニングを段階的にこなせる本もあります。
実際に使われている歌唱特化型の価格帯は、おおむね1,430円から2,090円くらいが中心です。CD・DVDや対応動画付きを選ぶと、実際の発声と自分の声を比べられるので、独学でも効果を感じやすい。
- 基礎がないと理解しにくい内容がある
- CD・DVDの有無で学習効率が変わる
- 自分の課題に合った本を選ばないと効果が薄い
- 課題によっては複数の本を読み比べる場合も
歌唱特化型は、基礎を押さえた後に読むのが理想です。最初からこのタイプだけを選ぶと、理論が理解できずに挫折するリスクが高くなります。
声の印象改善に特化した書籍
声の印象改善型は、ビジネスシーンでの声の使い方や話し方を改善する教材です。歌唱力というより、日常会話やプレゼンで声の印象を良くするのが目的になっています。
書籍だけでなく、話し方に絞った映像教材もこのジャンルに含まれます。
たとえばビジネス向けの「ビジヴォ」のDVD通信講座(9,800円・税込)や、滑舌・発声に特化した「ボイスクリエーションシュクル」の実践メソッドDVD(滑舌練習CD付・5,390円・税込)など、自宅で話し声を整える教材が市販されています。
書籍タイプなら1,430円から1,650円くらいの価格帯が中心です。
短時間のトレーニングで効果を実感しやすい構成が多く、忙しい人でも続けやすい。
歌を上手くなりたい人には向きませんが、仕事で声を使う機会が多い人や声にコンプレックスがある人には合います。ボイトレの目的が「歌」なのか「話し方」なのかで、選ぶ教材が変わるんですよね。
書籍教材を選ぶときに確認しておく3つのポイント
書籍を選ぶとき、確認しておくべきポイントは3つあります。図解の分かりやすさ、著者が声の専門家か、そして音声・映像が付いているかどうかです。
図解が分かりにくい本は、読んでいて疲れます。文章だけでは体の使い方や声帯の動きは想像しにくい。イラストや写真が豊富な本の方が、理解のスピードが早いです。
- 図解やイラストが豊富に使われているか
- 著者やスクールが声の専門家・指導実績を持つか
- シリーズ化されていて段階的に学べるか
- CD・DVD・対応動画で音声や映像を確認できるか
著者や監修者も確認した方がいいです。医師が書いた本は声帯の仕組みに詳しい反面、実践メニューは薄いことがある。逆に現役の声楽家・ボイストレーナーやスクール監修の本は、実践的な内容が多い。先に挙げたシアーミュージック監修書のように、指導現場のメソッドが反映された本は外しにくいです。
シリーズ化されている本は、段階的に学べるのが利点です。基礎から中級・上級へ進めるので、長く使える教材になります。
実際に使われているボイトレ書籍の価格帯を確認しておく
ボイトレ書籍の価格帯は、おおむね1,430円から2,970円くらいが中心です。CD・DVD付きは1,650円以上が多く、付属なしの本は1,430円から2,000円くらいで買えます。映像通信講座タイプになると5,000〜10,000円程度のものもあります。
- 付属なしの書籍:1,430円〜2,000円程度
- CD・DVD付き書籍:1,650円〜2,970円程度
- 映像通信講座タイプ:5,000円〜10,000円程度
- 中心価格帯は2,000円前後
価格だけで選ぶのは避けた方がいいです。安くても内容が充実した本はあるし、高くても自分のレベルに合わないこともある。価格帯を把握しておくと、予算内でどの程度の教材が買えるか判断しやすくなります。
複数を比べたいなら、図書館で借りて試し読みするのも手です。実際に読まないと自分に合うかは分からない。数百円の差で悩むより、内容を確認してから買う方が失敗しにくいです。
ボイトレ独学で動画教材を使うときに得られる優位性





YouTubeの動画、見るだけで上手くなりますか?



見るだけじゃ無理だけど、真似すれば効果はあるよ
動画教材の一番の優位性は、実際の発声を見て真似できることです。書籍では伝わりにくい「口の開き方」「息の使い方」「姿勢」が、映像なら一目で分かる。独学でも正しいフォームを確認しながら練習できるので、間違った癖がつきにくくなります。
ただ、見ているだけでは上達しません。見て満足してしまう人が多いんですが、実際に声に出して真似しないと意味がない。動画を見る→声に出す→録音して確認する、この3ステップを繰り返すことが大事です。
YouTubeなどの無料動画教材で基礎を固める
YouTube無料動画は、独学の最初のステップに使いやすいです。費用がかからないので、複数の発信者を見比べて自分に合う教え方を探せる。合わなければすぐ別の動画に切り替えられるのも、無料ならではの利点です。
市販教材の中には、書籍と同じ内容を動画でも公開しているものがあります。先述の「自宅でできる小声ボイス・トレーニング」は、対応動画が著者によってYouTubeで公開されており、本で理論を読んでから同じ内容を動画で確認する、という組み合わせができます。無料動画の質を見極めるのが不安なうちは、こうした書籍と紐づいた動画から入ると安全です。
とはいえ無料動画は質にバラつきがあります。発信者の経験や知識がまちまちで、根拠の薄い情報もある。複数チャンネルを見て、共通して言っている内容を信じるのが安全です。
- 発信者の経歴や指導実績を確認する
- 複数のチャンネルを見比べる
- 書籍と紐づいた公式動画から入ると安全
- 見るだけで満足せず必ず声に出す
無料動画で基礎を固めたら、次は有料のオンラインレッスンや書籍に進むのが理想です。無料動画だけで完結するのは難しいので、あくまで入り口として使う意識が大事です。
有料オンラインレッスンと独学動画の使い分けを整理しておく
有料オンラインレッスンと独学動画の違いは、個別指導があるかどうかです。有料レッスンなら自分の声を聞いてもらって具体的なアドバイスをもらえる。独学動画は一方通行なので、自分の発声が正しいか確認する手段がありません。
最初の3〜6ヶ月だけプロのレッスンを受けて基礎を固め、その後に独学へ切り替える方法が、失敗しにくいと言われています。基礎ができていない状態で独学を続けると悪い癖がつきやすく、一度ついた癖を直すのは最初から正しく学ぶより時間がかかるからです。
プロのレッスン期間は3〜6ヶ月が目安。基礎を習得してから独学をメインにし、定期的に確認のレッスンを受ける流れが現実的です。
動画教材を使うときに必要な環境と録音習慣
動画教材を使うときは、録音環境を整えておくことが大事です。スマホの録音機能で十分ですが、自分の声を客観的に聞けるようにしておかないと、上達しているか分かりません。
録音した声を聞くのは、最初は抵抗があります。自分の声が思っていたのと違って恥ずかしくなる人が多い。でもこの違和感は誰でも感じるものなので気にしなくて大丈夫です。録音を繰り返すうちに、自分の声の特徴が分かってきます。
- スマホの録音機能や録音アプリ(nanaなど)を使う
- 毎回同じ曲や発声で録音する
- 1週間ごとに聞き比べる
- 変化を記録しておく
録音習慣をつけると、自分の上達を客観的に確認できます。これが独学を続けるモチベーションになるんです。
ボイトレ独学でアプリ教材を使うと継続しやすくなる理由



アプリって、本当に効果あるんですか?



アプリ単体じゃ厳しいけど、記録ツールとしては優秀だよ
アプリ教材の最大のメリットは、練習の記録と継続のサポートです。毎日のトレーニングを記録し、続いている日数を可視化してくれるので、モチベーションを保ちやすい。独学で一番の壁になる「続かない」問題に、アプリは地味に効きます。
ただ、アプリだけで完結するのは難しいです。音程の確認や簡単な発声練習なら無料版でも使えますが、本格的なトレーニングメニューや分析機能は有料プランになることが多い。アプリは補助ツールとして使うのが現実的です。
ボイトレアプリで毎日のトレーニングを習慣化する
ボイトレアプリは、毎日のトレーニングを習慣化するのに役立ちます。短時間から始められるものが多く、忙しい人でも続けやすい。練習の記録が自動で残るので、どれくらいやったか振り返りやすいのもメリットです。
用途別に見ると、録音して聞き返したいなら「nana」(基本無料)、音程やリズムを正確に取りたいなら「Smart Metronome & Tuner」などのチューナー・メトロノーム系(無料)が定番です。どちらも無料で始められます。音程確認や簡単な発声なら無料版で足りますが、詳細な分析やトレーニングメニューは有料プランになることが多いので、まず無料で試して、続きそうなら有料を検討する流れがいいです。
- 録音・記録系(nanaなど)で歌を残して聞き返す
- チューナー・メトロノーム系で音程とリズムを確認
- 練習の記録が自動で残る
- 無料版で試してから有料を検討
アプリを使うと、練習をサボった日が一目で分かります。これがほどよいプレッシャーになって、続けるきっかけになるんですよね。
アプリ教材と他の教材を組み合わせて効果を高める
アプリは、書籍や動画と組み合わせて使うのが一番です。理論は書籍(例:ボイトレの教科書)、実践は動画(例:小声ボイス・トレーニングの対応動画)、記録はアプリ(例:nana)。この3つを役割分担すると、独学でも効率よく力がつきます。
アプリ単体だと、どうしても機能が限られます。音程の確認やリズム練習はできても、発声の理論や呼吸法の説明は浅い。書籍や動画で基礎を押さえた上で、アプリを補助に回すのが現実的です。
継続のコツは、完璧を目指さないこと。毎日できなくても、週に3回続けば効果は出ます。アプリの記録機能で続けられている日数を確認するだけでも、モチベーションが保ちやすくなります。
ボイトレ独学の教材選びで失敗しないために確認しておくこと
教材選びで失敗する一番の原因は、「完璧に理解してから始めよう」と思い込むことです。全部の教材を調べて一番良いものを選ぼうとすると、結局何も買わずに終わる。最初から完璧な教材はないので、まず1つ選んで始めることが大事です。
選ぶときは、自分の目的をはっきりさせておくことも重要です。歌が上手くなりたいのか、声の印象を良くしたいのか、高音を出したいのか。目的が曖昧だと、どの教材を選んでも効果を感じにくくなります。迷ったら、総合型の書籍1冊+無料動画+記録アプリの3点から始めれば十分です。
独学教材だけで上達できる人とできない人の違い
独学だけで上達できる人は、自分の声を客観的に聞ける人です。録音した声を聞いて、どこが良くてどこが悪いか判断できる。この力がないと、どれだけ教材を揃えても上達しにくい。
逆に伸び悩む人は、録音を聞いても何が悪いか分からない。この状態で独学を続けると、間違った方向に進むリスクが高くなります。
- 録音した声を客観的に聞けるか
- 自分の課題を言語化できるか
- 悪い癖がついていないか確認できるか
- 定期的にプロの意見を聞けるか
独学教材だけで完結するのは、正直難しいです。最初の3〜6ヶ月だけでもプロのレッスンを受けて基礎を固めてから独学に切り替える方が、失敗しにくいです。
独学を続けながら定期的にプロの確認を受ける方法
独学をメインにしながら、定期的にプロの確認を受ける方法が一番現実的です。毎週レッスンに通うのは費用も時間もかかりますが、月1回の確認なら負担は少ない。
確認を受けるタイミングは、自分で上達を感じにくくなったときです。独学を続けると、ある時点で伸び悩む瞬間が来る。そこでプロの意見を聞くと、どこを改善すればいいか分かります。
オンラインレッスンならスタジオに通う手間がなく続けやすい。1回ずつ受けられるスポット型のレッスンもあるので、独学と併用すれば、費用を抑えながら上達できます。
よくある質問
- ボイトレ独学で最初の1冊は何がいいですか?
-
初心者なら、動画やCDが付いた総合型がおすすめです。たとえば「ボイトレの教科書」(ヤマハ/1,980円・税込)はオールカラーでQRコードから実演動画を見られ、発声の仕組みから音程まで一通り学べます。理論と実演を同時に確認できるので、独学でも正しい方向に進みやすくなります。
- 高音やミックスボイスを伸ばしたい場合の教材は?
-
歌唱特化型を選びます。「DVDで完全解説!自宅でできる小声ボイス・トレーニング」(高橋竜・著/リットーミュージック)は、ミックスボイスや音域拡張、ビブラートなどを小声でできるメニューにまとめ、1時間45分超の動画が付きます。住宅事情で大きな声を出しにくい人でも取り組みやすいです。
- ボイトレアプリは有料版を使うべきですか?
-
まずは無料版で十分です。録音・記録なら「nana」、音程やリズムの確認なら「Smart Metronome & Tuner」などが無料で使えます。詳細な分析やメニューが欲しくなったら有料プランを検討すればよく、アプリ単体で完結させず書籍や動画と組み合わせるのがおすすめです。
- YouTubeの無料動画だけで上達できますか?
-
無料動画だけで上達するのは難しいです。基礎を学ぶ入り口としては有効ですが、自分の発声が正しいか確認する手段がありません。書籍と紐づいた公式動画から入り、定期的にプロの意見を聞くと安全です。
- 独学で悪い癖がつかないか不安です
-
悪い癖のリスクを減らすには、録音習慣が有効です。毎回録音して自分の声を客観的に聞く。それでも不安なら、最初の3〜6ヶ月だけプロのレッスンを受けて基礎を固めることをおすすめします。
まとめ:ボイトレ独学の教材選びで一番大事なこと
ボイトレ独学の教材選びで一番大事なのは、完璧な教材を探すことではなく、まず1つ選んで始めることです。
書籍・動画・アプリ、どの形式にもメリットとデメリットがある。全部揃えてから始めようとすると、結局何も始められない。まずは1つの形式から始めて、足りない部分を他で補う流れが現実的です。具体的には、総合型の「ボイトレの教科書」のような書籍1冊、無料のYouTube動画、記録用の「nana」のようなアプリ。この3点があれば、独学の土台はそろいます。
ただし独学だけで完結するのは難しい。最初の3〜6ヶ月だけでもプロのレッスンを受けて基礎を固めてから独学に切り替える方が、悪い癖がつきにくく失敗しにくいです。
録音習慣をつけることも大事です。自分の声を客観的に聞けるようになると、何が足りないか分かり、必要な教材だけを追加していけます。
迷ったら、まずは動画かCD付きの総合型書籍を1冊買ってみてください。理論と実践の両方を学べるので、独学の土台を作りやすいです。


コメント