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地声で歌えない人が最初に直すべき発声のクセ、それは「喉の力み」かもしれません

地声で歌えない人が最初に直すべき発声のクセの解説イメージ

カラオケで歌おうとした瞬間、喉が詰まったような感覚になって声が出ない。

裏声でごまかして歌い続けていると、自分の本当の声で歌っていない気がして、なんだか物足りない。

そういう経験、ありませんか。

地声で歌えない理由は、声帯の構造や才能の問題だと思われがちです。でも実際には、喉を力ませてしまう無意識のクセが原因になっていることが多いんです。

喉の力みを取るだけで、地声の響きが自然に戻ってくる人は少なくありません。

この記事では、喉を締めすぎてしまう3つのパターンと、力みを取る具体的な練習方法をまとめました。

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目次

地声で歌えない人が最初に直すべき発声のクセは「喉の力み」だと気づいていない

地声で歌えない人が最初に直すべき発声のクセは「喉の力み」だと気づいていない

「地声が出ない」と感じている人の多くは、声帯が閉じないことや音域が足りないことを原因だと考えています。でも、実際に声を出してもらうと、喉の周りの筋肉がガチガチに固まっているケースがほとんどなんです。

音無し

地声が出ないのって、やっぱり才能がないからですかね…

コーチ

いや、そうじゃないことが多いよ。喉が力んでるだけ

喉を力ませてしまうのは、発声に対する意識の問題です。

「しっかり歌わなきゃ」「声を出さなきゃ」と思えば思うほど、喉の外側の筋肉に力が入ってしまう。

その結果、声帯が自由に動けなくなり、地声の響きが消えてしまうんです。

合唱や声楽の経験がある人は、特にこの傾向が強くなります。

「裏声ですべての音域を歌う」という指導を受けてきた結果、地声で歌う感覚を忘れてしまっているケースが多いんですよね。

力みは意識して取らない限り、自然には消えません。

まずは「喉を締めている」という事実に気づくことが、地声を取り戻す第一歩になります。

「地声が出ない」と思っていた原因が、実は喉を締めすぎていた

地声が出ない原因を声帯の筋力不足だと思い込んでいる人は多いです。

でも実際には、声帯を閉じる筋肉が衰えているのではなく、喉全体を締めすぎていることで声帯が動けなくなっているだけ、というパターンがほとんどなんです。

喉を締めるとは、喉の外側にある筋肉(特に首の前側)が過剰に緊張している状態を指します。

この状態だと、声帯が自由に振動できなくなり、地声の響きが出せなくなります。

試しに、喉に手を当てて「あー」と声を出してみてください。首の前側がカチカチに固まっていたら、喉を締めている証拠です。

  • 首の前側が硬直
  • 喉が上がっている
  • 顎に力が入る
  • 肩が上がる

こうした緊張サインに気づくだけでも、力の抜き方が見えてきます。

鏡を見ながらチェックすると、自分では気づかなかった癖が発見できるかもしれません。

声帯を閉じる筋肉は内側にありますが、喉を締める筋肉は外側にあります。

この外側の筋肉が固まると、内側の声帯が思うように動かせなくなるわけです。

つまり、地声を取り戻すには声帯を鍛えるのではなく、喉の外側の力を抜くことが先決になります。

裏声ばかりで歌ってきた人が、無意識に喉を固めてしまう理由

裏声で歌う習慣が長い人は、地声で歌うこと自体に抵抗感を持っていることがあります。

「地声で歌うとのどに悪い」「地声は乱暴な声だ」という刷り込みがあると、地声を出そうとした瞬間に無意識にブレーキがかかるんです。

このブレーキが、喉を締める動作として現れます。「地声を出してはいけない」という意識が働くと、喉の周りの筋肉が自動的に収縮して、声帯の動きを制限してしまいます。

音無し

裏声で歌う方が綺麗だと思ってたんですけど…

コーチ

綺麗なのは事実だけど、それだけじゃもったいないよ

合唱では、地声と裏声の境目で起こる「ブレイク(裏返り)」を避けるために、すべての音域を裏声で発声するよう指導されることが多いです。この習慣が長く続くと、地声で歌うための筋肉が使われなくなり、地声の出し方そのものを忘れてしまいます。

忘れた感覚を取り戻そうとすると、体は緊張します。

その緊張が喉の力みとして現れ、ますます地声が出にくくなる。この悪循環に陥っている人は少なくありません。

  • 地声は乱暴という思い込み
  • 地声筋の使用不足
  • 感覚を取り戻す時の緊張
  • 緊張による喉の力み

これらは相互に影響し合っているため、どこか一箇所だけを改善しようとしても効果が出にくい。まずは「地声で歌うことは自然なことだ」と認識し直すことから始めましょう。

普段の話し声は地声で出しているわけですから、歌でも地声を使うことに問題はないわけです。

地声で歌えない人の喉に起きている、3つの力みのパターン

地声で歌えない人の喉に起きている、3つの力みのパターン

喉の力みには、いくつかの典型的なパターンがあります。

自分がどのパターンに当てはまるかを知ることで、対処法も見えてきます。

ここでは、地声が出ない人によく見られる3つの力みパターンを紹介します。複数のパターンが同時に起きていることもあるので、ひとつずつチェックしてみてください。

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息を吸った瞬間に喉が上がる高音で喉の外側を押し上げる意識しすぎて喉全体が硬直
力みの場所喉の上部喉の外側全体首・喉・肩
起きるタイミング息を吸う瞬間高い音を出そうとした時「しっかり歌わなきゃ」と思った時
声帯への影響閉じられない無理に引き上げられる動けなくなる
対処のポイントあくびの喉を意識喉を下げたまま歌うリラックスを優先

このパターンを知っておくと、自分の力みがどこで起きているかを把握しやすくなります。

力みの原因がわかれば、対処もシンプルになるんです。

息を吸った瞬間に喉が上がって、声帯が閉じられなくなっている

歌を歌おうとして深く息を吸った瞬間、喉がグッと上に上がってしまう人がいます。

これは緊張や力みが原因で起こる典型的なパターンです。

喉が上がると、喉の中の空間が狭くなります。

この状態では声帯を自然に閉じることができず、地声の響きが出せなくなるんです。

試しに、喉を上げた状態(つばを飲み込むような感覚)で「あー」と声を出してみてください。声が細く、力のない感じになるはずです。

逆に、喉を下げた状態(あくびをするような感覚)で声を出すと、響きが豊かになります。

  • 喉を上げて声出し
  • 喉を下げて声出し
  • 響きの違いを確認
  • あくび時の喉の位置

この比較をしてみると、喉の位置だけでこんなにも声質が変わることに驚くかもしれません。

自分の喉の動きを客観的に把握できれば、歌う時の違和感の正体が見えてきます。

音無し

息を吸うと喉が上がるって、自覚なかったです…

コーチ

意外と気づいてない人が多いんだよね

喉が上がるのは、「たくさん息を吸わなきゃ」という意識が強すぎることが原因のひとつです。深く吸おうとすればするほど、喉の周りの筋肉が緊張して、喉が上がってしまいます。

あくびをする時の喉の位置を覚えておくと、喉を下げた状態を意識しやすくなります。あくびの喉は、喉が最もリラックスして開いている状態です。

あくびの喉で息を吸うと、喉が上がらなくなる

あくびをする時、喉の奥が大きく開いて、喉全体が下に下がる感覚があります。この感覚のまま息を吸うことができれば、喉が上がるのを防げます。

練習方法は簡単です。

まず実際にあくびをして、喉の開いた感じを覚えます。

その状態のまま、ゆっくり息を吸ってみる。喉が上がらずに、楽に息が入ってくるはずです。

この感覚を覚えたら、歌を歌う前の息継ぎでも同じように息を吸ってみてください。最初は意識が必要ですが、慣れてくると自然にできるようになります。

息を吸う時に肩が上がる人は、喉も一緒に上がっている

息を吸う時に肩がグッと上がる人は、喉も一緒に上がっている可能性が高いです。

肩が上がるのは、胸式呼吸(浅い呼吸)になっている証拠で、この呼吸だと喉周りの筋肉も緊張しやすくなります。

鏡の前で息を吸ってみて、肩が動いていないかチェックしてみてください。

肩が上がっていたら、腹式呼吸に切り替える必要があります。

腹式呼吸は、お腹が膨らむ感じで息を吸う呼吸法です。

肩は動かず、お腹だけが動きます。この呼吸ができるようになると、喉の力みも自然に減っていきます。

高い音を出そうとして、喉の外側の筋肉で押し上げてしまっている

高い音を出そうとした時、喉の外側に力を入れて声を押し上げる人がいます。

これは「張り上げ発声」と呼ばれる状態で、喉に大きな負担がかかります。

高い音を出すには、声帯を引き伸ばして薄くしないとダメです。

でも喉の外側に力が入っていると、声帯を自然に引き伸ばすことができず、無理やり押し上げる形になってしまうんです。

この発声を続けると、喉が痛くなったり、声がかすれたりします。長期的には声帯を痛める原因にもなるので、早めに直した方がいいです。

  • 喉が痛くなる
  • 声がかすれる
  • 声帯を痛める
  • 高音が不安定になる

張り上げ発声による悪影響は、すぐに現れるものと時間をかけて蓄積するものがあります。

特に声帯の損傷は回復に時間がかかるため、違和感を覚えた段階で対処しましょう。

音無し

高い音って、力を入れないと出ないんじゃないですか?

コーチ

逆だよ。力を抜いた方が高い音は出しやすいんだ

張り上げ発声をしているかどうかは、喉に手を当てて確認できます。

高い音を出した時に、首の前側がガチガチに固まっていたら、喉の外側に力が入っている証拠です。

正しい発声では、高い音を出す時でも喉の外側はリラックスしています。力を入れるべきなのは声帯の周りの小さな筋肉だけで、喉の外側は力を抜いておく必要があります。

喉を下げたまま高音を出す感覚が、張り上げを防ぐ

高い音を出す時も、喉を下げた状態(あくびの喉)をキープすることが大事です。

喉を下げたまま高音を出す感覚を身につけると、張り上げ発声を防げます。

練習方法は、まず低い音であくびの喉を作り、その喉の位置を保ったまま、少しずつ音を高くしていくことです。喉が上がりそうになったら、一度低い音に戻して、喉の位置を確認し直します。

この練習を繰り返すと、喉を下げたまま高音を出す感覚が身についてきます。最初は難しいですが、慣れると楽に高音が出せるようになるんです。

音が高くなるほど喉に力が入る人は、音程を取る場所を間違えている

音程を取る時、喉の筋肉で調整しようとする人がいます。でも実際には、音程は声帯の張り具合(引き伸ばす筋肉)で調整するもので、喉の外側の筋肉は使わないんです。

音が高くなるほど喉に力が入る人は、声帯ではなく喉の外側で音程を取ろうとしている可能性があります。この癖を直すには、声帯の感覚を意識する練習が必要です。

エッジボイス(声帯を軽く閉じて出す低い音)で声帯の感覚をつかむと、声帯で音程を取る感覚がわかりやすくなります。

エッジボイスについては、後ほど詳しく説明します。

「しっかり歌わなきゃ」という意識が、喉全体を硬直させている

「ちゃんと歌わなきゃ」「聞かせなきゃ」という意識が強すぎると、体全体が緊張してしまいます。

この緊張は特に喉に現れやすく、喉全体が硬直して声が出にくくなるんです。

この状態では、声帯だけでなく首や肩まで力が入ってしまい、体全体がガチガチになります。

こうなると、どんなに発声練習をしても声は改善しません。

真面目な人ほど、この罠にはまりやすい傾向があります。「正しく歌わなきゃ」と思えば思うほど、体は緊張し、喉は締まってしまうからです。

  • 首や肩に力が入る
  • 声帯が自由に動かない
  • 体全体がガチガチ
  • 練習より本番で悪化

本番で急に声が出なくなる人は、練習では力めていなくても、聞かせる意識が強まった瞬間に喉を締めてしまっている可能性が高いです。

無意識の緊張ほど、やっかいなものはありません。

音無し

練習の時は出るのに、本番になると声が出なくなるんです…

コーチ

それ、緊張で喉が硬直してるね。よくあるパターンだよ

この問題を解決するには、「リラックスすること」を最優先にしなきゃいけません。

上手に歌うことより、力を抜くことの方が大事です。

リラックスした状態で歌えるようになると、声帯が自由に動けるようになり、地声の響きも自然に戻ってきます。力を抜くことが、結果的に一番の上達法になるんですよね。

鏡で自分の表情を見ながら歌うと、力みに気づきやすい

歌っている時の自分の表情を、鏡でチェックしてみてください。眉間にシワが寄っていたり、顔全体が固まっていたりしたら、力みすぎている証拠です。

表情に力が入ると、喉にも力が入ります。顔と喉の筋肉はつながっているので、顔の緊張は喉の緊張に直結するんです。

鏡を見ながら歌う練習をすると、力みに気づきやすくなります。表情がリラックスしているかどうかを確認しながら歌うだけで、喉の力みも減っていきます。

肩や首に力が入っていないか、歌う前にセルフチェックする習慣

歌う前に、肩や首の力を抜くセルフチェックをする習慣をつけると、力みを予防できます。

具体的には、首を左右に倒したり、肩を上げ下げしたりして、筋肉をほぐします。

このチェックを歌う直前にやることで、体全体の緊張をリセットできます。

ほんの数秒のことですが、効果は大きいです。

特に、緊張しやすい場面(人前で歌う時など)では、この習慣が役立ちます。

体をほぐすことで、気持ちも落ち着いてくるんです。

喉の力みを取ると、地声で歌える音域が自然に広がっていく

喉の力みを取ると、地声で歌える音域が自然に広がっていく

喉の力みを取ることができれば、地声で歌える音域は自然に広がっていきます。声帯が自由に動けるようになるので、低音から中音域まで、無理なく地声で歌えるようになるんです。

音域が広がるだけでなく、声の質も変わります。

地声の響きが戻ってくると、声に力強さや個性が出てくるんです。

これは特別なトレーニングが必要なわけではなく、ただ喉の力を抜くだけで起きる変化です。力みを取ることが、声の可能性を最大限に引き出す鍵になります。

喉の力みが取れた瞬間、声帯が自由に動いて地声の響きが戻ってくる

喉の力みが取れると、声帯が自分の意思で動かせるようになります。

この感覚を一度つかむと、地声で歌うことが急に楽になるんです。

声帯が自由に動くとは、声帯を閉じる筋肉と引き伸ばす筋肉が、バランスよく働いている状態を指します。この状態では、地声と裏声をスムーズに切り替えることもできます。

  • 声帯の開閉が自在
  • 地声と裏声の切替
  • 音程が安定する
  • 声量が自然に増す

力を抜いた発声が定着すると、歌っている最中に喉の状態を意識する余裕が生まれてきます。声帯のコンディションを自分でチェックできるようになれば、長時間歌っても疲れにくくなるでしょう。

音無し

力を抜いただけで、こんなに声が変わるんですね!

コーチ

そう、力を抜くだけでいいんだよ

声帯の自由度が上がると、音程のコントロールもしやすくなります。喉に力が入っていると音程が不安定になりがちですが、力を抜けば音程も安定します。

地声の響きが戻ってくる瞬間は、声の「手応え」が変わる感じがします。

声が喉の奥から出てくる感覚があり、声量も自然に増えていくはずです。

力まずに発声できると、裏声との切り替えもスムーズになる

喉の力みが取れると、地声と裏声の切り替えがスムーズになります。

これは、声帯を閉じる筋肉と引き伸ばす筋肉が、バランスよく連動するようになるからです。

地声と裏声の境目で起きる「ブレイク(裏返り)」は、喉の力みが原因で起こることが多いです。力を抜いて発声できるようになると、ブレイクも減っていきます。

  • 喉の力みを取る
  • 声帯筋の連動
  • ブレイクが減る
  • 切り替えが自然に

実際に力みが取れてくると、自分でも「あ、今スムーズに移行できた」という感覚がつかめるようになります。

この感覚を覚えておくと、練習の精度も上がりますよ。

地声と裏声を使い分けられるようになると、歌える曲の幅が一気に広がります。

どちらかだけに頼らず、曲に合わせて自然に切り替えられるようになるんです。

地声と裏声の境目で起きる「ブレイク」が、力みを取るだけで解消される

ブレイクは、地声と裏声の境目で声が裏返ってしまう現象です。これは声帯の筋肉のバランスが崩れている時に起きます。

喉に力が入っていると、声帯を閉じる筋肉と引き伸ばす筋肉がうまく連動しません。

その結果、音程が変わる瞬間に声が裏返ってしまうんです。

力を抜いて発声できるようになると、声帯の筋肉がスムーズに切り替わるようになります。

これによってブレイクが減り、地声と裏声を自然につなげられるようになります。

ブレイクが起きやすい音域は人によって違いますが、男性ならE4〜G4(ミ〜ソの高音)、女性ならA4〜C5(ラ〜ド)あたりが多いです。

この音域で力を抜く練習をすると、ブレイクを減らせます。

合唱・声楽経験者が地声を取り戻すときに、最初に感じる変化

合唱や声楽の経験がある人が地声を取り戻すと、最初に感じるのは「声の手応え」の変化です。裏声だけで歌っていた時よりも、声に重みや深みが出てくる感覚があります。

地声を使うことに抵抗があった人は、「こんなに力強い声が出るんだ」と驚くことが多いです。自分の声に個性を感じられるようになり、歌うのが楽しくなるんです。

また、低音域が歌いやすくなることも実感できます。裏声では弱くなりがちな低音が、地声を使うことでしっかり響くようになります。

声楽的な「美しさ」とは違う、自分らしい声の魅力に気づく瞬間でもあります。

地声と裏声の両方を使えるようになることで、表現の幅が広がるんです。

喉をリラックスさせたまま歌うと、声量も安定して疲れにくくなる

喉の力みを取ると、声量が安定します。力んで歌っている時は、声量にムラが出やすく、すぐに喉が疲れてしまいます。

リラックスして歌えるようになると、声の出し方が効率的になるんです。

無駄な力を使わずに声を出せるので、長時間歌っても喉が疲れにくくなります。

声量は、力を入れて出すものではなく、体全体の使い方で決まります。

喉の力を抜いて、腹式呼吸で息をコントロールすることで、安定した声量が得られます。

  • 声量にムラが出る
  • すぐに喉が痛くなる
  • 長時間歌えない
  • 無駄な力が入っている

これらのサインが出ているなら、力みすぎている証拠です。発声の健康度を測るバロメーターとして、疲労感に意識を向けてみましょう。

音無し

力を入れないと声量が出ないと思ってました…

コーチ

むしろ力を抜いた方が、声は大きくなるよ

カラオケで数曲歌っただけで喉が痛くなる人は、力みすぎている可能性が高いです。

力を抜いて歌う習慣がつくと、カラオケを長時間楽しめるようになります。

地声で歌えない人が今日から始められる、喉の力みを取る3つの練習

喉の力みを取る練習は、特別な道具も場所も必要ありません。

自宅で、今日から始められる方法を3つ紹介します。

どれもシンプルな練習ですが、継続することで確実に効果が出ます。一度に全部やる必要はなく、まずは1つから試してみてください。

大事なのは、力を抜くことを意識しながら練習することです。「正しく発声しなきゃ」と思うと、また力んでしまうので、リラックスを最優先にしてください。

「あくび」の喉の状態を覚えて、その形のまま声を出してみる

あくびの喉は、喉が最もリラックスして開いている状態です。

この状態を覚えて、その形のまま声を出す練習をすると、喉の力みを取る感覚がつかめます。

まず実際にあくびをして、喉の奥が広がる感じを確認してください。喉が下がり、喉の中の空間が広くなる感覚があるはずです。

  • あくびで喉を開く
  • 喉が下がる感覚
  • 喉の空間が広がる
  • その形で声を出す

確認できたら、その感覚のまま「あー」と声を出するのがおすすめです。最初は声が少しこもった感じになるかもしれませんが、それで正解です。

喉が開いていると、声の響きが変わるんです。

音無し

あくびの喉って、こんな感じですか?

コーチ

そう、それでOK。その状態で声を出してみて

この練習を毎日数分やるだけで、喉を開いた状態で発声する感覚が身についてきます。慣れてきたら、歌を歌う時にもこの喉の状態を心がけてみてください。

あくびの喉は、高音を出す時にも役立ちます。

高い音を出す時も喉を開いたままキープすることで、張り上げ発声を防げるわけです。

話し声の高さで「ハミング」をして、喉の余計な力を抜いていく

ハミング(鼻歌)は、喉の力みを取るのに最適な練習です。口を閉じて「んー」と声を出すだけなので、喉に負担がかかりません。

まず話し声の高さ(自分が一番出しやすい音)で、「んー」とハミングしてみてください。

この時、喉に力が入っていないか確認します。首に手を当てて、筋肉が固まっていないかチェックするといいでしょう。

  • 話し声の高さで始める
  • 首筋の緊張を確認
  • 音域を少しずつ広げる
  • 力を抜いたまま継続

どの音域でもリラックスした状態を保てるようになると、声帯のコントロールが格段に安定してきます。最初は狭い範囲でも構わないので、力みのない発声を優先しましょう。

ハミングは声帯の負担が少ないので、ウォーミングアップにも適しています。

歌を歌う前にハミングをすることで、喉をリラックスさせてから歌い始められるんです。

この練習を続けると、声帯を閉じる感覚もつかめてきます。ハミングの時は声帯が軽く閉じているので、その感覚を覚えると地声を出しやすくなります。

鼻歌から少しずつ口を開けて、力まない地声に移行する手順

ハミングで喉の力を抜く感覚がつかめたら、次は口を開けて地声に移行する練習をします。

この移行をスムーズにできるようになると、力まない地声で歌えるようになります。

まず「んー」とハミングします。その状態から、口を少しずつ開けていき、「んーあー」と母音を出します。

この時、喉の力を抜いたままキープすることが大事です。

口を開ける時に喉に力が入りやすいので、ゆっくり慎重に移行してください。

急に口を開けると、喉が締まってしまいます。

この練習を何度も繰り返すと、ハミングから地声への移行がスムーズになります。

最終的には、歌い出しから力まない地声で歌えるようになるんです。

息を「ふー」と吐きながら声を乗せて、喉を開いたまま発声する練習

息を吐きながら声を出す練習は、喉を開いたまま発声する感覚をつかむのにうまくいきます。息の流れに声を乗せるイメージで発声します。

まず「ふー」と息だけを吐きます。

この時、喉は完全にリラックスしている状態です。その息の流れに、少しずつ声を乗せていきます。

「ふーあー」という感じです。

息の流れを止めずに、自然に声が出る感覚を大事にしてください。

力を入れて声を出すのではなく、息に声が乗っかる感じです。

音無し

息に声を乗せるって、難しいですね…

コーチ

最初は難しいけど、慣れるとすごく楽だよ

この練習ができるようになると、喉を開いたまま発声する感覚が身につきます。

喉が開いていれば、地声の響きも自然に出るようになるんです。

息の量が多すぎると声がかすれてしまうので、適度な息の量を探してみてください。

息と声のバランスが取れると、楽に発声できるようになります。

地声で歌えるようになると、歌える曲の幅と表現力が一気に変わる

地声で歌えるようになることの効果は、単に「音域が広がる」だけではありません。自分の声の個性を活かせるようになり、歌の表現力が格段に上がるんです。

裏声だけで歌っていた時とは違う、力強さや存在感が声に宿るようになります。自分らしい歌い方ができるようになり、歌うことがもっと楽しくなるんです。

ここでは、地声で歌えるようになることで得られる具体的なメリットを紹介します。どれも、喉の力みを取ることで自然に得られる効果です。

低音域から中音域まで、自分の声色で自由に歌えるようになる

地声で歌えるようになると、低音域から中音域まで、自分の本来の声色で歌えるようになります。裏声だけだとカバーしきれなかった音域が、地声を使うことで歌えるようになるんです。

特に低音域は、裏声だと弱々しくなりがちです。地声を使えば、低音でもしっかりとした響きが出せるようになります。

自分の声色で歌えるというのは、自分の個性を表現できるということです。

裏声だけで歌っていると、どうしても似たような声質になってしまいますが、地声を使うことで声に個性が出てきます。

音無し

地声で歌えるようになったら、歌える曲が増えました!

コーチ

それが一番の変化だよね。楽しくなってくるよ

歌える曲の幅が広がると、カラオケでの選曲も楽になります。

音域を気にせずに好きな曲を選べるようになるんです。

また、曲のダイナミクス(強弱の変化)も表現しやすくなります。地声と裏声を使い分けることで、曲に抑揚をつけられるようになるんです。

地声の筋肉が育つと、力強いミックスボイスも作り出せるようになる

ミックスボイス(ミドルボイス)とは、地声と裏声を混ぜた声のことです。高音域を力強く歌うために使われるテクニックで、多くのプロ歌手が使っています。

ミックスボイスを作り出すには、地声で使う筋肉(声帯を閉じる筋肉)と裏声で使う筋肉(声帯を引き伸ばす筋肉)が、同程度の強さで働く必要があります。

普段裏声ばかり使っている人は、裏声の筋肉だけが発達しています。地声で歌う練習をすることで、地声の筋肉も育ち、両方の筋肉がバランスよく働くようになるんです。

ミックスボイスができるようになると、高音域を楽に歌えるようになります。

地声のような力強さを保ったまま、高い音まで出せるようになるんです。

ただし、ミックスボイスの習得には時間がかかります。まずは地声と裏声をそれぞれしっかり出せるようになることが、ミックスボイスへの近道です。

喉の力みを取る習慣が、長く歌い続けられる声を作ってくれる

喉の力みを取る習慣がつくと、喉に負担をかけずに歌えるようになります。

これは長期的に見て、声を守ることにもつながります。

力んで歌い続けていると、声帯にポリープや結節ができるリスクがあります。これらは声帯の炎症が慢性化した状態で、治療には時間がかかります。

喉の力みを取ることは、声帯の健康を守ることでもあるんです。無理のない発声を習慣にすることで、一生歌い続けられる声を保てます。

音無し

歌った後に喉が痛くならなくなりました

コーチ

それが健康な発声ができてる証拠だよ

年齢を重ねても声を保つには、日頃の発声習慣が大事です。

若いうちから正しい発声を身につけておくことで、将来も歌を楽しめるようになります。

喉の力みを取る習慣は、歌う時だけでなく、話す時にも役立ちます。普段の会話でも喉に負担をかけない話し方ができるようになり、声が枯れにくくなるんです。

よくある質問

地声で歌えない人は、毎日どれくらい練習すればいいですか?

最初は1日5〜10分程度の短い練習で十分です。長時間練習するよりも、喉の力を抜くことを意識した短時間の練習を毎日続ける方が効きます。無理をせず、喉が疲れない範囲で続けてください。

あくびの喉で声を出すと、声がこもった感じになるんですが大丈夫ですか?

最初は声がこもった感じになるのは正常です。喉が開いている状態では、声の響きが変わるためです。慣れてくると、こもった感じがなくなり、響きのある声が出せるようになります。

地声を出そうとすると喉が痛くなるんですが、どうすればいいですか?

喉が痛くなるのは、力みすぎているか、無理な音域で歌っている証拠です。まずは話し声の高さで、力を抜いて発声する練習から始めてください。痛みが続く場合は、一度練習を中断して、喉を休めることも大事です。

合唱経験者が地声を取り戻すには、どれくらいの期間がかかりますか?

個人差がありますが、毎日練習すれば2〜3ヶ月で地声の感覚を取り戻せることが多いです。長年裏声だけで歌ってきた場合、地声の筋肉が衰えているため、焦らず少しずつ練習することがカギです。

まとめ:地声で歌えない理由は、喉の力みを取ることから

地声で歌えないと感じている人の多くは、声帯の問題ではなく、喉を力ませてしまう習慣が原因です。息を吸った瞬間に喉が上がる、高音で喉の外側に力が入る、意識しすぎて喉全体が硬直する。

この3つのパターンのどれかに当てはまる人は少なくありません。

喉の力みを取るには、あくびの喉を意識する、ハミングで力を抜く、息に声を乗せる。

この3つの練習から始めてみてください。どれも特別な道具は必要なく、自宅で今日から始められます。

地声で歌えるようになると、自分の声の個性を活かせるようになります。低音域から中音域まで、自分らしい声色で歌える。

歌える曲の幅も広がり、表現力も上がる。

そして何より、喉に負担をかけずに長く歌い続けられるようになるんです。

焦る必要はありません。

まずは喉の力を抜くことを心がけて、短時間の練習を毎日続けてみてください。

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