ボイトレのメニュー、何から組み立てるかで上達速度が変わる

ボイトレ メニューの解説イメージ

歌が上手くなりたくて、ボイトレのメニューを検索してみる。

でも、呼吸法・リップロール・音階練習・ハミング…情報が多すぎて、どれから手をつければいいのか分からない。そういう感覚、ありませんか。

何となく目についた練習を試してみても、続かない。自分に合っているのか分からないまま、時間だけが過ぎていく。

この記事では、練習メニューの「組み立て方」に絞って書きました。何をやるかより、どの順番でやるかが大事だという話です。

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目次

ボイトレのメニュー、最初の1ヶ月で組み立てを間違うと半年後に差が出る

ボイトレのメニュー、最初の1ヶ月で組み立てを間違うと半年後に差が出る

ボイトレのメニューを考える時、多くの人が「とりあえず声を出す練習から」と考えます。

でも実際には、声を出す前の準備が足りていないと、練習すればするほど喉を壊すリスクが上がっていくんです。

音無し

最初から歌の練習をしちゃダメなんですか?

コーチ

ダメじゃないけど、土台がないと積み上がらないんだよね

ボイトレのメニューには「やる順番」があります。呼吸が整っていない状態で発声練習をしても、声帯に負担がかかるだけ。

発声が安定していない状態で音程練習をしても、音が取れないのは当たり前なんです。

最初の1ヶ月で順番を間違えると、半年後に「なんで上達しないんだろう」と悩むことになります。

基礎を飛ばして発声練習から入ると喉を壊しやすくなる

声を出す前に、息の通り道を整えておく必要があります。

腹式呼吸ができていない状態で声を出すと、喉だけで声を支えることになる。

これが続くと、喉に違和感が出てきます。痛み・かすれ・声が出にくい感覚。

一度壊すと、治るまで時間がかかる。

音無し

呼吸って、そんなに大事なんですか?

コーチ

声の土台だからね。ここがグラグラだと全部グラグラ

リップロールやハミングは、声帯に負担をかけずに発声の感覚をつかむための練習です。これを飛ばして、いきなり地声で音階を上げ下げする練習をすると、声帯が締まりすぎて固くなります。

発声練習の前に、呼吸とウォーミングアップを1週間続ける。これだけで、その後の練習効率が変わります。

毎日違うメニューに手を出すと上達の実感が得られない

今日はリップロール、明日はハミング、明後日は音階練習…こんなふうに毎日違うメニューをやると、何も身につきません。

人間の体は、同じ動作を繰り返すことで「記憶」します。声帯も筋肉なので、同じ練習を続けることで動きが定着していく。

毎日違うメニューだと、体が覚える前に次に進んでしまうんです。

  • 毎日違うメニューをやると、どれも中途半端になる
  • 同じメニューを最低1週間は続けないと、体が覚えない
  • 上達を感じられないと、モチベーションが続かない

メニューを変えるなら、最低でも1週間は続けてから。

それまでは同じメニューを繰り返す方が、確実に伸びます。

ボイトレのメニューを組み立てる前に、自分の声の現在地を把握しておく

ボイトレのメニューを組み立てる前に、自分の声の現在地を把握しておく

練習メニューを決める前に、まず自分の声を客観的に知っておく必要があります。

何が得意で、何が苦手か。どこまで声が出て、どこから出なくなるか。

これを把握せずにメニューを組むと、自分に合わない練習ばかりやることになる。

音無し

自分の声って、どうやって知るんですか?

コーチ

録音して聴くのが一番確実だよ

スマホの録音機能で十分です。自分が思っている声と、録音した声は全然違う。

これを知らないと、練習の方向性がズレます。

録音して客観的に聴くと、自分が思っている声と実際の声にズレがあるとわかる

自分の声を録音して聴いてみてください。

多くの人が「こんな声だったの?」と驚きます。自分が思っていた声と、実際に出ている声にはズレがある。

これが、練習がうまくいかない原因の1つなんです。

自分では「ちゃんと声が出ている」と思っていても、録音を聴くと声量が足りていない。

音程が取れていると思っていても、実際は微妙にズレている。このズレに気づかないまま練習を続けても、改善しません。

  • 録音すると、自分の声の癖が分かる
  • 音程のズレ・声量の不足・息漏れの有無が客観的に聴ける
  • 練習前と練習後を比較できる

録音を聴くのは恥ずかしいですが、これをやらないと現在地が分からない。メニューを組む前に、まず録音してください。

音域・声量・安定性の3つを測定すると練習すべき優先順位が見えてくる

自分の声を録音したら、次に以下の3つをチェックします。

  • 音域:地声と裏声でどこまで出るか
  • 声量:小さめ・普通・大きめで安定して出せる範囲
  • 安定性:同じ音を5秒間伸ばせるか

この3つを測定すると、自分に足りていない部分が見えてきます。音域が狭い人は声帯の柔軟性が足りていない。

声量が出ない人は呼吸が浅い。

音が揺れる人は支えが弱い。

測定結果から、練習の優先順位を決めます。

音域チェックは地声と裏声を分けて記録する

音域をチェックする時は、地声と裏声を分けて測定してください。

地声でどこまで出るか。

裏声でどこまで出るか。この2つを混同すると、練習の方向性が定まりません。

地声の最高音と裏声の最低音が重なっている範囲が、ミックスボイスを練習する領域になります。

スマホのピアノアプリで音を鳴らしながら、自分の声がどこまで出るかを確認します。地声で出る最高音と最低音、裏声で出る最高音と最低音を記録しておく。

これが、練習の起点になります。

声量は小さめ・普通・大きめの3段階で安定して出せる範囲を確認する

声量は、ただ大きく出せればいいわけじゃない。小さめでもコントロールできるか、大きめでも安定するかが大事です。

小さめの声で音程が取れない人は、息の量が足りていない。

大きめの声で音が揺れる人は、力みすぎている。この3段階で安定して出せる範囲を把握しておくと、練習メニューが具体的になります。

ボイトレのメニューは「呼吸→発声→音程」の順番で積み上げていく

ボイトレのメニューは「呼吸→発声→音程」の順番で積み上げていく

結論から言うと、ボイトレのメニューは「呼吸→発声→音程」の順番で積み上げていくのが正解です。

これは誰にでも当てはまる基本の順番。呼吸が整っていないのに発声練習をしても意味がない。

発声が安定していないのに音程練習をしても身につかない。

音無し

やっぱり順番って大事なんですね

コーチ

うん。逆からやると遠回りになるんだよね

この順番を守るだけで、半年後の上達速度が変わります。

腹式呼吸とストレッチを1週間続けると、その後の発声練習の効率が変わる

最初の1週間は、腹式呼吸とストレッチだけに集中してください。

腹式呼吸は、息を深く吸って、お腹で支えながらゆっくり吐く練習です。

これができていないと、声を出す時に喉だけで支えることになる。

喉に負担がかかるし、声量も出ません。

ストレッチは、首・肩・喉周りを中心にやります。

体が固いと、声の通り道が狭くなる。

特に首が前に出ている人は、喉が圧迫されて声が出にくい状態になっています。

  • 腹式呼吸で息の支え方を覚える
  • 首・肩のストレッチで声の通り道を広げる
  • 1週間続けると、体が「呼吸モード」に切り替わる

この1週間を飛ばすと、後の練習が全部グラグラになります。地味ですが、ここが一番大事。

リップロールとハミングで声帯を整えてから音階練習に進む

腹式呼吸が身についたら、次はリップロールとハミングです。

リップロールは、唇を震わせながら声を出す練習。

これをやると、声帯に無駄な力が入らなくなります。

ハミングは、口を閉じたまま「んー」と声を出す練習。

鼻腔に響く感覚をつかむためのものです。

どちらも、声帯をウォーミングアップするための練習。

いきなり大きな声で音階を上げ下げするより、リップロールやハミングで声帯を温めてから音階練習に進む方が、喉を壊しません。

音無し

リップロールって、唇がうまく震えないんですけど…

コーチ

最初はそういうもの。1週間続ければできるようになるよ

リップロールができない人は、唇に力が入りすぎています。

リラックスして、息だけで震わせる感覚をつかんでください。

曲の練習に入る前に、短いフレーズで音程とリズムを固めておく

音階練習がある程度できるようになったら、短いフレーズで音程とリズムを固めます。

いきなり曲全体を歌おうとすると、音程が崩れる。

リズムが乱れる。息が続かない。

これは、短いフレーズで基礎を固めていないから起きる現象です。

短いフレーズとは、2〜4小節程度のメロディ。これを何度も繰り返して、音程とリズムを体に染み込ませる。

1つのフレーズを完璧に歌えるようになってから、次のフレーズに進む。

  • 短いフレーズを繰り返すことで、音程の精度が上がる
  • リズムのズレに気づきやすくなる
  • 息継ぎのタイミングも練習できる

曲全体を通して歌う練習は、この後です。

短いフレーズが完璧になってから、曲に進んでください。

ボイトレのメニューを1日15分で回すための実践的な組み立て方

ボイトレのメニューは、長くやればいいわけじゃない。1日15分でも、内容を絞れば十分です。

大事なのは、毎日続けること。1時間を週に1回より、15分を毎日やる方が効果があります。

音無し

15分でも効果あるんですか?

コーチ

毎日やれば、確実に変わるよ

ここからは、1日15分でメニューを回す具体的な組み立て方を書きます。

月曜から日曜まで曜日ごとにテーマを変えると継続しやすくなる

毎日同じメニューだと飽きます。

でも毎日違うメニューだと身につかない。

そこで、曜日ごとにテーマを変える方法が現実的です。

例えば、こんな感じ。

  • 月曜:呼吸とストレッチ
  • 火曜:リップロール
  • 水曜:ハミング
  • 木曜:音階練習(地声)
  • 金曜:音階練習(裏声)
  • 土曜:短いフレーズ練習
  • 日曜:曲の練習

このサイクルを回すと、1週間で全ての要素を練習できます。

同じメニューを週に1回やることで、体が覚える。

飽きずに続けられる。

平日は基礎メニュー、週末は実践的な歌唱練習にする

平日は基礎メニューに集中してください。呼吸・発声・音階練習。

これを月曜から金曜まで、15分ずつやります。

週末は、実践的な歌唱練習。

短いフレーズを完璧にするか、曲全体を通して歌う。平日に積み上げた基礎を、週末に曲に反映させる流れです。

平日に曲を歌いたくなる気持ちは分かります。でも、基礎が固まっていない状態で曲を歌っても、上達しません。

平日は基礎、週末は曲。

この区分けを守ると、メリハリが出て続けやすくなります。

練習の記録を残すと、4週間後に自分の成長パターンが見えてくる

練習の記録を残しておいてください。

何を練習したか、どこが難しかったか、どこが改善したか。

この3つをメモするだけで、自分の成長パターンが見えてきます。

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1週目2週目3週目4週目
呼吸浅い少し深くなった安定してきた自然にできる
リップロールできない5秒続く10秒続く音階で上げ下げできる
音域(地声)ドまでレまでミまでファまで
音域(裏声)ソからファからミからレから

4週間後に記録を見返すと、自分がどこで伸びたか、どこで詰まったかが分かります。

伸びた部分は自信になる。

詰まった部分は、メニューを見直す材料になる。

記録がないと、成長を実感できない。

実感できないと、続かない。

スマホのメモ帳でいいので、毎日1行でも書いておいてください。

ボイトレのメニューを軌道修正するタイミングを逃さない

ボイトレのメニューは、一度決めたら変えちゃいけないわけじゃない。

むしろ、定期的に見直す必要があります。

体の反応を見ながら、メニューを微調整していく。

これをやらないと、効果が出ないまま時間だけが過ぎていきます。

音無し

どのタイミングで見直せばいいんですか?

コーチ

2週間経っても変化がなかったら、見直し時だよ

軌道修正のタイミングを逃さないコツを書きます。

2週間経っても変化を感じないときは、メニューの順番を見直す

2週間同じメニューを続けて、何も変化を感じない場合は、メニューの順番が間違っている可能性があります。

例えば、音階練習を先にやって、呼吸練習を後回しにしている人。これは順番が逆です。

呼吸が整っていない状態で音階練習をしても、声が安定しません。

変化を感じないのは、努力が足りないからじゃない。順番が合っていないだけ。

メニューの順番を「呼吸→発声→音程」に戻してください。

  • 2週間で変化がなければ、順番を見直す
  • 音階練習より呼吸練習を優先する
  • 発声練習の前に、必ずウォーミングアップを入れる

順番を変えるだけで、2週間後には違いが出てきます。

喉に違和感が出たら、呼吸とストレッチの時間を増やして調整する

練習中に喉に違和感が出たら、すぐに休んでください。

違和感を放置して練習を続けると、喉を壊します。

痛み・かすれ・声が出にくい感覚。

これが出たら、発声練習を減らして、呼吸とストレッチの時間を増やす。

喉に負担がかかっているのは、呼吸が浅いか、体が固いかのどちらかです。呼吸が浅いと、喉だけで声を支えることになる。

体が固いと、声の通り道が狭くなって、喉に圧がかかる。

音無し

違和感が出たら、何日くらい休めばいいですか?

コーチ

最低3日は休んで。焦って再開すると悪化するよ

喉に違和感が出たら、発声練習は休む。呼吸とストレッチだけに絞る。

これだけで、喉の負担が減ります。

よくある質問

ボイトレのメニューは毎日同じでもいいですか?

最初の1週間は同じメニューを続けてください。体が覚えるまでは、同じ動作を繰り返す方がうまくいきます。2週目以降は、曜日ごとにテーマを変えると飽きずに続けられます。

リップロールができないのですが、飛ばしてもいいですか?

リップロールは、声帯に負担をかけずにウォーミングアップするための練習です。できない場合は、唇の力を抜いて、息だけで震わせる感覚をつかんでください。1週間続ければ、必ずできるようになります。

音域を広げるには、どのくらいの期間がかかりますか?

個人差がありますが、正しい順番で練習すれば、3ヶ月で地声の音域が半音〜1音広がる人が多いです。焦らず、呼吸と発声の基礎を固めることが大事です。

1日15分の練習で本当に効果が出ますか?

毎日続ければ、確実に効果が出ます。1時間を週に1回より、15分を毎日やる方が、体が覚えやすいです。大事なのは、継続すること。

喉に違和感が出たら、すぐに休むべきですか?

はい。違和感を放置して練習を続けると、喉を壊します。最低3日は発声練習を休んで、呼吸とストレッチだけに絞ってください。焦って再開すると、悪化します。

まとめ:ボイトレのメニュー、順番を守れば遠回りしない

ボイトレのメニューは、何をやるかより、どの順番でやるかが大事です。

呼吸→発声→音程。

この順番を守るだけで、半年後の上達速度が変わります。

逆に、順番を間違えると、練習すればするほど喉を壊すリスクが上がる。

最初の1週間は、腹式呼吸とストレッチだけに集中してください。地味ですが、ここが一番大事。

この1週間を飛ばすと、後の練習が全部グラグラになります。

2週間経っても変化を感じないときは、メニューの順番を見直す。

喉に違和感が出たら、すぐに休む。この2つを守れば、大きく失敗することはありません。

遠回りしたくないなら、順番を守ること。焦らず、1週間ずつ積み上げていってください。

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